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夢日記スケッチ集

見た夢をモチーフにした短編スケッチシリーズです。今夜も、そっと物語をお届けします。

目覚まし時計の音が、遠くの鐘の音に変わる夢

目覚まし時計の音が、遠くの鐘の音に変わる夢

鳴り響く目覚まし時計の音が、途中から、遠くの鐘の音に変わっていく夢を見ました。

天井から吊るされたランプが、みな違う時間を指す夢

天井から吊るされたランプが、みな違う時間を指す夢

天井からいくつも吊るされたランプが、それぞれ違う時間を指している夢を見ました。

誰かの記憶の欠片を拾い集める浜辺の夢

誰かの記憶の欠片を拾い集める浜辺の夢

浜辺に打ち上げられた、誰かの記憶の欠片を、そっと拾い集める夢を見ました。

鍵盤を押すたびに違う季節が訪れる夢

鍵盤を押すたびに違う季節が訪れる夢

古いピアノの鍵盤を押すたびに、部屋に違う季節が訪れる夢を見ました。

迷路のような庭で、道が自分についてくる夢

迷路のような庭で、道が自分についてくる夢

迷路のような庭を歩いていたら、道のほうが、わたしについてくる夢を見ました。

雪の結晶ひとつひとつに小さな景色が見える夢

雪の結晶ひとつひとつに小さな景色が見える夢

降ってくる雪の結晶を覗きこむと、そのひとつひとつに、小さな景色が映っている夢を見ました。

誰も座っていない椅子が並ぶ劇場の夢

誰も座っていない椅子が並ぶ劇場の夢

誰も座っていない椅子が、静かに並ぶ劇場の夢を見ました。

古い手紙が紙飛行機になって空へ還る夢

古い手紙が紙飛行機になって空へ還る夢

書きかけのまま眠っていた古い手紙が、紙飛行機になって、窓から空へ還っていく夢を見ました。

水面に映る星空に潜る夢

水面に映る星空に潜る夢

水面に映った星空に、そのまま潜っていく夢を見ました。

蝋燭の炎が小鳥になって飛んでいく夢

蝋燭の炎が小鳥になって飛んでいく夢

灯していた蝋燭の炎が、ふわりと小鳥の形になって、窓の外へ飛んでいく夢を見ました。

誰かの忘れ物が集まる駅の夢

誰かの忘れ物が集まる駅の夢

誰も降りてこない駅のホームに、忘れ物ばかりが積もっていく夢を見ました。

声が色になって見える夢

声が色になって見える夢

誰かの声が、そのまま色になって漂う夢を見ました。

眠っている街の屋根を渡り歩く夢

眠っている街の屋根を渡り歩く夢

眠っている街の屋根の上を、そっと渡り歩く夢を見ました。

雨上がりの傘が花になる夢

雨上がりの傘が花になる夢

雨上がりに、閉じたばかりの傘が、静かに花になっていく夢を見ました。

誰も知らない古い時計台の夢

誰も知らない古い時計台の夢

誰も知らないはずの、古い時計台に迷い込む夢を見ました。

砂時計の砂が星屑になる夢

砂時計の砂が星屑になる夢

古い砂時計を眺めていたら、落ちる砂が、途中から星屑に変わっていく夢を見ました。

灯りが魚のように泳ぐ川の夢

灯りが魚のように泳ぐ川の夢

川面を、灯りが魚のように泳いでいく夢を見ました。

言葉が舞い散る森の夢

言葉が舞い散る森の夢

森を歩いていたら、落ち葉の代わりに、言葉が静かに舞い散っていました。

三日月の舟で夜空を渡る夢

三日月の舟で夜空を渡る夢

三日月を舟にして、夜空を渡る夢を見ました。

鏡の中の、自分ではない誰かの夢

鏡の中の、自分ではない誰かの夢

鏡をのぞいたら、そこに映っていたのは、わたしではない誰かでした。

星々を紡ぐ夢

星々を紡ぐ夢

昨夜は、星々を糸のように紡ぐ夢を見ました。

本の図書館の夢

本の図書館の夢

昨夜は、本ばかりが浮かぶ図書館の夢を見ました。